H14.10月11日
約５０人が集い、華やかに、門出を祝う特定非営利活動法人――「あいあいネット神戸」
１０月１１日 ＮＰＯ設立認証祝賀会を開催！

　
「あいあいネット神戸」のＮＰＯ設立認証祝賀会はその前途を祝福するかのような秋晴れの
１０月１１日、神戸市産業振興センター（ＪＲ神戸駅南側）１０Ｆのレセプションルームを舞台にして
関係者約５０名が集まり、華やかに開かれた。

　「第一部」は午後３時半から
岩田照彦氏（みなと元町タウン協議会事務局長）の司会で進められた。
　まず
千葉俊壹特別顧問が「兵庫県下のＮＰＯは１０月１日現在２７９に上っており、
神戸地区ではその半数の１３４が活動している。

ＮＰＯはその地域の市民力を知るモノサシであり、
市民社会の成熟度を象徴する大きな意義を持っている。
いろいろな機能を持つ「あいあいネット神戸」をたくましく育て上げ
“元町ルネッサンス運動”をダイナミックに展開する原動力にしよう！とアピール。

佐々木 正先生
（あいあいネット神戸名誉会長・株式会社共創研究所代表取締役会長・シャープ元副社長）が
「あいあいネット神戸の精神」をテーマにスピーチを行い出席者に深い感銘を与えた。

　その内容は先生の持論としておられる「場と共創」についてのものが中心。
これからの「神戸のコミュニティという場」を良くするには
お互いの信頼と感謝の心が何よりも必要である。
「あいあいネット神戸」はその「場」となり、いろんなグループの特徴を生かしながら共創し、
新しい福祉社会づくりその他に幅広い活躍をして行かねばならないとじゅんじゅんと説かれた。

次いで
今田 忠理事が「ＮＰＯとは何ぞや」について専門家の立場から詳細な解説を行なった。
要約すれば
｢ＮＰＯ法人は１９９８年３月当時の経団連の力ぞえで制定された特定非営利活動法人促進法
（ＮＰＯ法）によって主務官庁の許可により設立されるもの。
市民の自由意志による社会貢献組織である｣とのこと。
一同、認識を新たにすることが出来た。

宮崎みよしさん（ リ・フォープ代表）や実吉 威氏（市民活動センター神戸専務理事・事務局長）
さらに激励の合い間をぬって、シアトルから来神して研修中のアメリカの女子大生や、
神戸大学の男子学生らを引きつれて、
お祝いにかけ付けて頂いた。
中村順子さん（ＣＳ神戸理事長）らＮＰＯの先輩、仲間たちが、
それぞれ自己紹介をしながら異口同音に熱いお祝いのメッセージを発信してくれた。

超満員になった会場の正面のテーブルには
各方面からの花束がずらり飾られ、華やかなふんいきを、盛り上げる。

出席者全員がテーブルを囲み、
大橋茂次特別顧問の音頭により
一同「あいあいネット神戸」のますますの活躍を祈って声高らかにビールで乾杯。
すしをパクつきながらなごやかに懇談がはじまった。
たちまち人の輪がそこかしこにつくられ、名刺が盛んに交換される。

大角晴康特別顧問団長が次のような中締めの挨拶をして盛んな拍手を浴びた。
"私はアメリカ、カナダ、ドイツなど欧米各地で約１４年間、生活をして来た。
この経験からして、これからの日本は行政や大企業の指示だけに従うことなく
グラスルーツ（草の根）の市民が立ち上がって新しい市民社会をつくって行かねばならない。
ＮＰＯはその意味で大変重要な使命を持っている。
みんなの力で、「あいあいネット神戸」を強く育てて行かねばならない。"
かくて７時過ぎ祝賀会は名残を惜しみながら盛会のうちにめでたくお開きとなった。

あいあいネット神戸は２００２年１０月１日付けで
特定非営利活動法人(NPO) の認証をいただくことができました。
インターネットを使いここにご報告申し上げます。

日ごろより私どもあいあいネット神戸に
多大なご支援、 ご協力を惜しみなく注いでくださったみなさまのおかげと
心より感謝いたしております。

一人立ちしたとはいえまだよちよち歩きでございます。
みなさまのご意見一つ一つこそが「ネットを作る点」 であり
人と人がつながって輪ができ
やがて相互に助け合える本当の「ネット」になります。

地元の元町６丁目には先輩格NPOが２つもあります。
「市民活動センター神戸」（実吉専務理事）と
「リ･フォープ」（宮崎代表）です。

また地元・元町商店街の みなさんが
元町をさらによい「元町」にして行こうと がんばっている環境があります。
すばらしい追い風の中でいろいろなプロジェクトを提案し 協力し、実行してまいります。
このNPO認証をともに祝ってくださり
また当日ご参加いただいたみなさまに厚いお礼を申し上げます。